垂れ壁を設置するメリットとは何か
一般的な壁と言えば上から下まで一枚の板状のもので遮っているものを言います。
垂れ壁は下がり壁とも呼ばれており、天井から垂れ下がっている状態の壁のことを指します。
上から垂れ下がっているだけなので、下の部分は普通に通ることが出来ます。
動線を変化させることなく、設置できる点が大きな特徴です。
垂れ壁の大きなメリットは火災などの際に有害な煙を遮れることにあります。
例えば火災の際に発生することの多い一酸化炭素は空気より軽いので、上へ上へと移動していきます。
その時に垂れ壁があれば移動を妨げてくれるので、被害を減らすことが可能になります。
部屋の奥行きを感じやすくする点も大きなメリットです。
しかしながら、デメリットもあるので注意しておきましょう。
大きなデメリットともいえるのが明かりを少し遮ってしまうことです。
明かりは上方から差し込んでくることが多いのでその部分に壁があると、遮ってしまう恐れがあります。
それゆえに設置する際には明かりの入り方を計算することが大切です。
そのデメリットさえクリアできればあとは良い点ばかりです。
部屋と部屋を仕切りたいものの解放感を失いたくないという方にもおすすめ出来ます。
全体的なレイアウトを踏まえながらつけてみるのもお勧めです。
例えば天窓がある場合には光をそこから取り入れられるので、小さめの下がり壁を設置しやすくなります。
小さなトンネル状の空間を演出することも可能です。
形はアーチ状だけでなく波型もあります。